[HPE Alletra MP B10K] ArcusOS 10.6.0新UI実務ガイド
1. はじめに:10.6.0 全面刷新とホワイトツリーUIの導入背景 HPEの次世代モジュラー型オールNVMeストレージである HPE Alletra Storage MP(B10120 / B10K)環境において、OSファームウェアが10.6.0 へアップデートされたことに伴い、システム管理インターフェースが大幅に刷新されました。 従来の10.5.x系まで採用されていた単一階層のダークサイドバーUIから脱却し、10.6.0からは クラウドネイティブ感覚のモダンなホワイトテーマと、直感的な多階層ツリーナビゲーション構造 が新たに導入されています。 本記事では、実機環境の Alletra Storage MP B10K をベースに、10.6.0 新UIにおけるメニュー構造の変化点と、エンジニアリング実務の観点から重要なモニタリングポイントを整理して解説します。 2. 10.5.x vs 10.6.0 UI比較 比較項目 従来UI (OS 10.5.50 以前) 新規UI (OS 10.6.0) 実務におけるメリット テーマデザイン 暗いダークグレーのサイドバー 明るくモダンなホワイトカードベースUI 視認性が大幅に向上、最新HPE GreenLake統合ルック&フィール 左側ナビゲーション 単純なアイコン中心の単一階層 テキストラベル付き多階層折りたたみツリー 下位メニュー(ドライブ、ポート等)へ1クリックで即時遷移可能 上部ブランディング 基本シンボルアイコンのみ表示 HPEロゴおよび製品モデル名を明記 複数ストレージの同時運用時における識別性が向上 ポート/スイッチ管理 詳細ハードウェア配下を探索 Ports / Switches が独立メニューとして常時表示 SANファブリックのリンク状態やポート速度を即座に確認可能 セキュリティ・設定統合 各所に分散していた設定項目 Settings 配下にネットワーク/テレメトリ/証明書を集約 セキュリティポリシー(ランサムウェア検知、保持期間)のワンストップ設定 アップグレード前/後の System 画面比較 図 1. [アップグレード前] OS 10.5.50 ダークサイドバー採用の従来 System ダッシュボード画面 ...