1. 概要

HPE SimpliVityは、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)に基づいてコンピューティング、ストレージ、ネットワークを統合提供するソリューションです。

ストレージアーキテクチャは RAID + RAIN構造とNFSプロトコルに基づいており、VMwareベースのSimpliVityとVMEには共通点と相違点があります。


2. ストレージアーキテクチャのコア構成

1) RAID+RAIN構造

  • RAID (Local): 各ノード内で RAID を構成し、ディスク障害に備えて
  • RAIN (Cluster): クラスタ内の他のノードへのデータの複製 → ノードの障害にもデータの整合性を確保
  • 二重保護構造により高レベルの 高可用性(HA)を確保

2) NFSプロトコルベースのデータストア

  • VMware ESXiまたはVME環境で NFSデータストアを使用する
  • OmniStack(VMwareベース)またはVMEソフトウェアがローカルストレージを仮想化して 論理ストレージプールを提供
  • 仮想マシン(VM)はこのNFSデータストアを介して安定して運用されています

3) データ効率

  • 重複除去(Deduplication)+圧縮(Compression) 技術によりストレージスペースを節約
  • 内蔵バックアップおよびリカバリ機能を提供 → 外部ストレージなしで独自のDR(災害復旧)可能

3. VMwareベースのSimpliVity vs HPE SimpliVity VME比較表

アイテムVMwareベースのSimpliVityHPE SimpliVity VME
ストレージプロトコルNFSベースNFSベース
データ保護方式RAID+RAIN+OmniStackアクセラレーションカードRAID+RAIN(ソフトウェア定義方式)
ハードウェアの依存関係OmniStack Accelerator Cardが必要追加のハードウェア不要、標準のx86サーバーベース
管理プラットフォームVMware vCenter 統合VME Manager + Morpheus(VMwareと同時管理可能)
拡張性ノードをさらに拡張可能同様にノードベースの拡張可能
バックアップ/回復内蔵機能を提供同様に内蔵機能を提供
コスト構造VMwareライセンス+ OmniStackカードのコストソケットベースのライセンス(VMwareと比較して最大70%削減可能)

4. VME アーキテクチャの追加の利点

  • ハードウェアの簡素化:OmniStackカードの取り外しにより、障害点の削減とメンテナンスが容易
  • ソフトウェア定義方法:最新のOS(Ubuntuベース)とオープンソース技術を活用して柔軟性と更新速度を向上
  • IPv6および近代的なネットワークサポート:次世代ネットワーク環境に最適化
  • 管理効率: Morpheus統合により、VMwareとVMEを同時に管理できるハイブリッドオペレーティング環境を提供
  • クラウドに優しい:HPE GreenLakeインターロックによるオンプレミス+クラウドのスケーラビリティを強化

5. 重要な要約

  • 共通点:RAID + RAIN構造、NFSプロトコルベースのデータストア、内蔵バックアップ/回復機能
  • 違い:VMwareベースはOmniStackカードが必要、VMEはソフトウェア定義の方法でシンプルさとコスト効率を強化

6. 参考ソース